クィーン・エリザベス日本発着-乗船体験記およびお写真

2017年3月13日神戸発着のクィーン・エリザベスでファミリーで旅行されたお母様から旅行記をいただきました。(ご両親はインサイド、お嬢様はシングルオーシャンビュー)

フォーマルの日、クルーの紹介があり、お祝いの鏡割りがあり、乗客にサケが振る舞われました。
機械担当、電気系統担当のオフィサーと歓談。

2回目のフォーマルナイトのテーマはセント・パトリック(アイルランドのお祭り)
アイリッシュ坊やのディスプレイです。


天候にも恵まれ楽しんできました!
本当にお得なクルーズでした。

落ち着いた雰囲気で大人過ぎる??年代には向いています。
(娘はもう少しにぎやかでもと)
”お値打ち価格”ならまた乗船したいです。

寄港地では、和太鼓や吹奏楽、よさこい踊りや着物着付け、折り紙、お茶の体験などなど温かな歓迎送迎のイベント満載。
英語対応や中心地までのフリーシャトルバス、車いす用まできめ細やかでした。

いつまでも手を旗を振る見送りの人たち、さよならーと子供たちの声。
「おもてなし」の気持ちは乗客にじゅうぶん伝わったと思います。
デッキで見物していたアメリカ人女性が、感動するわと涙をぬぐって私をギュッとハグ。

インサイドの部屋は狭かったー。
ベッド下にスペースはあるのですが部屋が狭くてスーツケースを入れることができず、クローゼットへ置きました。

ハンガーは沢山あれど引き出しがない。広い方がいいに決まっているけど、でも寝るのと着替えだけ(シャワーはスパで)なので問題なし。
娘の部屋はゆったりして良い部屋でした。窓有り、ベッドはセミダブルでシーツも枕もGood。

乗船の日は、インサイドの私達の部屋にもウエルカムドリンク(シャンパンハーフサイズ)が用意されていました。
終盤、船長の感謝の言葉と共に日本酒のミニボトルがプレゼントされました。

凄い、と思ったのがゴージャスなシャンデリア輝くクイーンズルーム(ボウルルーム)、格調高いロイヤルボックスのあるシアター。さすがエリザベス女王様です。

ご年配の方が多いのでしょう。夜は非常に静かでした。人がいない。
それでも、ピアノや弦楽四重奏が演奏されていました。

フォーマルナイトの1回目、マダムバタフライデーは振袖から小紋まで和服姿が華やかでした。スコットランドのキルトスカートの男性もいました。

2回目のセントパトリックデー(アイルランドのお祭り:緑色を身に付ける)は、バーやカフェは風船やクローバーなどが飾られ中央のフロアに、アイリッシュ坊や?とグリーンのケーキがお目見え。ドレスは勿論、シャツ、帽子など乗客もグリーンを楽しんでいましたよ。

日本人が600人余り乗船!お蔭で、日本人スタッフ4人が乗船しメニューも新聞も船内放送も日本語でストレスフリーでした。次に多いのが英国人で400人、オーストラリア、米国、ドイツなど。今回、中国語は耳にしませんでした。

若い人が少ないからか娘がいたのでよく話しかけられました。クルーの方たちもフレンドリーでした。
ウェイターのエドは毎晩、ナプキンをバラや王冠など色々な形に折ってテーブルを楽しませてくれました。

朝食で相席した英国人が、日本人がクルーズに興味があったなんて知らなかった、とあまりに多い日本人に驚いていました。不思議なのですが、朝食のビュッフェ以外で日本人の方と会うことがほとんどなかったのです。

皆さんいいお部屋なのかなぁーと。

私は船酔いしやすくて今回も3回、酔い止めのお世話になりました。
スパで一緒になった方が、エリザベス号が三姉妹の中で一番揺れるので、別名ダンシング・クイーンだと教えてくれました。ケープタウンからオーストラリアへ乗ったときは、ローリング、ピッチングさらにうねって、と凄かったそうです。

紙飛行機飛ばし大会で、主人はデザイン賞を貰いシャンパンを、娘はカジノでたった2回、スロットルを回しただけで46ドル勝ちました。

残念だったのは、我家はダンスができないこと。素晴らしいボウルルームがあるのに。ワルツくらい踊れたらもっと楽しめたでしょうね。